五十肩(肩関節周囲炎・癒着性関節包炎)

五十肩とは?

五十肩は、肩関節を包む関節包に炎症と癒着が生じ、痛みとともに可動域がしだいに狭くなっていく疾患で、正式名称は癒着性関節包炎(Adhesive Capsulitis)です。 主に50代前後で多く発症するため五十肩と呼ばれますが、実際には40〜70代のいずれの年代でも起こり得、女性に多い傾向があります。

五十肩の肩の痛み
▲ 関節包の炎症と癒着により肩の動きが制限される五十肩
主な原因・関連要因:
  • 加齢による関節包・靭帯の退行性変化
  • 肩の使用低下(手術・骨折後の長期固定など)
  • 糖尿病、甲状腺疾患などの代謝性疾患を合併している場合はリスクが上昇
  • 回旋筋腱板損傷・石灰性腱炎など二次性の原因

五十肩の3段階の病期

五十肩は時間の経過とともに3つの段階を辿り、病期ごとに治療のアプローチが変わります。

疼痛期 (Freezing)

炎症が強くなる初期段階。肩の痛みが徐々に強くなり、夜間痛が目立ちます。通常2〜9か月続きます。

拘縮期 (Frozen)

痛みは多少和らぐ一方、関節包の癒着により可動域が大きく制限される時期。4〜12か月続くことがあります。

回復期 (Thawing)

癒着が徐々にほどけて関節の可動域が回復していく段階。5か月から数年まで個人差が大きいです。

Q. こんな症状があれば五十肩を疑ってください

痛みに関する症状
  1. 肩の奥深くの持続的な鈍痛
  2. 夜間に強くなる痛みで眠りから覚める
  3. 痛い側を下にして寝返りができない
  4. 動かした瞬間の鋭い痛み
可動域制限の症状
  1. 腕を横や上へ持ち上げにくい
  2. 後ろポケットや背中に手が回らない
  3. 洗髪や着替えが不便になる
  4. 運転の際、後部座席へ腕を回せない
五十肩は、回旋筋腱板断裂、石灰性腱炎、頸椎ヘルニアからくる肩の放散痛と症状が似ていることがあります。正確な診断が先決です。

オッスンドッスンの五十肩治療

病期に合わせた段階的アプローチ

痛みが強い時期には炎症のコントロールと痛みの緩和を優先し、癒着が進んだ時期には関節包の弛緩と可動域回復に注力します。

オッスンドッスンのソリューション:
鍼治療で肩周辺の筋緊張を緩め、超音波ガイド下薬鍼を活用して関節包・回旋筋腱板部位を正確に確認しながら管理します。必要に応じてチュナ療法で肩関節と肩甲骨・頸椎の整列も併せて扱います。
韓方薬併行の意味
体質や全身状態(疲労、代謝疾患の合併など)に応じて、炎症回復と循環を助ける韓方薬を併行することができます。肩だけでなく全身のコンディションを合わせて整えることが回復に役立ちます。

肩の痛み、放置しないでください。

五十肩は自然回復し得る疾患ですが、放置すると数年に及ぶ痛みや可動域制限で生活の質が大きく下がる可能性があります。
適切な時期に治療を始めると、回復期間の短縮や後遺症の軽減が期待できます。

オッスンドッスン漢方医院と一緒に肩の健康を取り戻しましょう。